せっかく当選していた令和初めの観艦式予行。行く予定でホテルも予約し、準備万端だったのですが、そこへまともに来たのが台風19号。
昨年、こちら大阪でも台風21号の時、我が家ももう少しのところで床上浸水になるかという状態、そして物が真横に飛んでいるのを窓から見ており、台風が去ったあと周りの家の屋根がブルーシートの覆われたのを思い出し、あの時のような被害が出なければいいなと思っていましたが、今回の19号はそれ以上の大災害になってしまったようです。
台風の被害にあわれた皆様、一日も早い復興をお祈りしています。
さて観艦式、予行とはいえ当選していたのですが、残念ながら中止。台風が来るのですから納得しないといけないのですが、楽しみにしていた分ガッカリも大きかったです。
しかし相手は台風です。まずホテルのキャンセルをして、行く予定で仕事も休みを取っていたので少し時間もあることから「雪風」の製作を始めました。
駆逐艦 雪風
雪風は、全長118.5メートル、最大幅10.8メートル、大日本帝国海軍の駆逐艦で陽炎型駆逐艦(一等駆逐艦)の8番艦です。
太平洋戦争の主力駆逐艦であった甲型駆逐艦(陽炎型駆逐艦、夕雲型駆逐艦)38隻の中で、雪風は唯一終戦まで生き残りました。雪風は戦果を上げつつ一度も大きな損傷を受ける事なく終戦を迎えたため、奇跡の駆逐艦と呼ばれています。
終戦後は復員輸送艦になり、水木しげる先生も雪風で日本へ帰ってこられたそうです。
艦名は戦後初の国産護衛艦である「はるかぜ型」の2番艦は「ゆきかぜ」と命名されるなど、海上自衛隊でも伝承されています。
雪風を作ってみる
作るのはフジミ模型、雪風1/700です。これは浦風との2艘セットになっています。
別に購入したのはお馴染みのエッチングです。
中身はこんな感じ。
それで、2日後
これだけか~~い!と言いたくなるくらいしかできませんでした(笑)
1円玉と比較しても、なんと小さいパーツ!写真を撮ったらわかったようですが、左下のパーツの真ん中のエッチング、曲がっていますね。これは修正しないといけません。
ということで、今回はここまでです。次回はもう少し進行したらアップします。
っていうか、この1円玉、昭和40年ですね。もうかれこれ50年以上になる1円なのですね。
途中経過
2020年5月31日
一部作っただけで長期間放置気味だった雪風ですが、新型コロナウイルスが流行り、自粛で休みになっても出歩かず家の中でじっとする生活だったため、作業が少し進みました。
上の写真は雪風の艦橋部分、下の写真は全体です。
どちらもリノリウム色を塗っただけです。エッチングが細かすぎてたまに心が折れそうになりますが、ここまできたら一気に仕上げてみたいと思っています。
2020年6月6日
とりあえず完成です。
今回初めて空中線を張ってみましたが、非常に細く苦労しました。資料等も少なく他のモデラーさんの完成写真を見ながら自分なりの解釈をして空中線を張りました。他にもエッチングを五星モデルのものを使用しましたが、薄く曲げるのが難しかったです。後部マストの一部を折ってしまい、どこかに飛んだまま行方不明です。
艦首の旗竿とリノリウム押さえ金具を0.2㎜の真鍮線で自作しましたが、ややオーバースケールかもしれません。
6月8日写真の撮り直しをしました
以前から買おうかどうしようか迷っていたマクロレンズ、結局購入しました。今朝届いたので早速写真をアップします。
どこにピントを合わせればいいのかわからないまま撮った写真ですが、とても小さな旭日旗と自作の碍子もちゃんと写っているので、それなりに満足です。
購入したマクロレンズはこちらです。
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 272ENII
このあと洋上ジオラマの作成になりますが、まだどのようにするか頭の整理ができていません。次回の更新はジオラマができたときになります。
やっと完成
雪風を作り始めたのが令和最初の観艦式に当選していたのに台風で中止になった2019年10月、仕事が忙しく放置していた期間もありましたが2020年6月にやっと完成しました。
最後はジオラマ作りです。
今回はフォトフレームに木材をはめ込み、上面にプラバンを張り付けたものをジオラマベースにしました。
フォトフレームはこちらです。
KING フォトフレーム JK101-A5-BR 木製額 A5 ブラウン 70201KING フォトフレーム JK101-A5-BR 木製額 A5 ブラウン 70201
海面は下地に黒(光沢)をべた塗りし、上からガイアノーツのコバルトブルー、クリアブルー、クリアイエロー、またクリアブルーにクリアイエローを足した様々な緑系の色を斑に塗り、海面色にしました。乾燥後、KATOの大波小波さざ波を使用し波立たせています。白波はモーリンの水疱表現素材と大波小波を混ぜ表現しています。波が乾燥した後、ドライブラシで波を強調しました。
今回のジオラマでは艦艇が旋回しているように見せたかったため、航走波を左右非対称にしてみました。加えて若干の白を加えたメディウムで波の軌跡を表現したつもりですが、うまくいったでしょうか。
これですべて完成です。最後に仕上がった写真を載せておきます。
コメント