コーヒーの淹れ方に点滴ドリップというのがあります。
点滴ドリップとはコーヒーをハンドドリップで淹れる時に一滴づつお湯を落とす方法で、まるで病院で行なう点滴のように入れるやり方です。
点滴ドリップを知った時は、何をそんなに時間をかけるのかと思いましたが、全量を点滴ドリップで淹れるわけではないため、普通にドリップするよりは時間がかかりますが、それでも何時間もかかるわけではなく、数分で済むので今回やってみることにしました。
今回のコーヒーはストレートコーヒーのタンザニアです。
タンザニアを点滴ドリップで淹れる
こちらのタンザニアは、濃厚なビターチョコレートのような香ばしく濃厚な甘さを感じるということですが、点滴ドリップで淹れた場合では、どのように感じるのか楽しみです。
では順番に写真を紹介します。
タンザニアコーヒーの豆
豆の状態の時の写真を撮ろうと思っていたのに、なぜだか忘れてしまって最初の写真は粉に挽いてしまったあとの写真になってしまいました。
では淹れていきましょう。
コーヒーを淹れる
始めは中心に落とします。
写真を見ると、中心以外の個所にもお湯が落とされてしまっています。たぶん落とす速度が早かったかもしれません。それとコーヒー粉がペーパーフィルターに均一に入っていなかったことも原因です。
お湯を落とす速度を徐々に早くしていきます。基本的に点滴法の場合、普通にドリッパーで淹れるときと異なり、蒸らしの時間がいりません。
自分では綺麗に膨らんでいると思うのですが、いかがでしょうか。この後はもっと落とすスピードを上げていきます。
仕上がりに近づいてきました。最後の方は普通の淹れ方と同じです。
ではいただきます。
タンザニアコーヒーを点滴ドリップで淹れた感想
タンザニアコーヒーの味の前に、点滴ドリップで淹れた感想は、仕上がった温度が低いです。時間がかかっているから同然のことなのですが、熱い温度で淹れたコーヒーが好きな人には向かないかもしれません。
ただコーヒーというのは一気に飲んでしまうものではなく、ゆったりと時間をかけて熱い時から冷えた時までを楽しむものだと思えば、点滴ドリップは、最初から最後まで全ての時間がゆっくりと流れていくのではないでしょうか。
味は時間をかける分、酸味を感じるかもしれません。しかしながら急いで淹れたコーヒーとは全く味が異なり、まろやかな仕上がりです。
点滴ドリップのための道具
今回の点滴ドリップでは、普通にケトルからポトポトと落としましたが、これって思っているより難しいです。
調べてみると急須スキッターというものがあることを知りました。
急須スキッターの本来の使い方は急須の口に取り付けて、液だれをしないようにするものなのですが、これが点滴ドリップの際に利用することができます。
この急須スキッターを使うと、難なく一滴ずつ落とすことができるそうです。
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楽天市場に販売されていますし、なにより低価格なので一度使ってみるのもいいかもしれないですね。
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