フレンチプレスはコーヒーの油分を余すことなく抽出できるので、
でも日本では、フレンチプレスは紅茶に使うものと認識されていることも多いようですね。
フレンチプレスで手軽にコーヒーを楽しむ
フレンチプレスはポットの中にコーヒー粉を入れ、湯を注ぎ、数分後にプレスするだけでコーヒーを簡単に淹れることができる抽出器具です。
1922年イタリアで考案されたプレス式コーヒーが、第二次世界大戦後にフランスで流行したため『フレンチプレス』と呼ばれる様になったと言われています。
ヨーロッパではごく一般的な抽出方法ですが、日本では紅茶を淹れる器具としてのイメージが強いですよね。
これは日本で昭和48年頃に、紅茶メーカーが紅茶の抽出にフレンチプレスを採用したことから、紅茶の器具というような認識がされてしまったということです。
しかし近年スペシャルティコーヒーの登場で、日本でもコーヒー器具としての認知度が高まってきたようで、コーヒー専門店やカフェによっては主となる抽出方法をフレンチプレスにしている店もあるようです。
フレンチプレスの特徴
フレンチプレスの特徴は、コーヒー粉をお湯に浸漬させる為、コーヒーオイルが溶け出すことでコーヒーが持つ様々な味をダイレクトに楽しめるところです。
コーヒオイルには香り成分がたくさん含まれているので、香りも豊かになります。
またドリップコーヒーと違い、口に含んだときに丸みを感じさせてくれ、コーヒー好きにはたまらない味わいだと思います。
ペーパードリップでは、紙がコーヒーオイルを吸着してしまうのでこの味は出せません。
その反面、低品質な豆を使用すると、その豆に含まれている不必要な成分まで抽出してしまいます。フレンチプレスは、風味豊かなスペシャルティコーヒーの登場により注目度が高まってきたのかもしれませんね。
フレンチプレスのもう一つの特徴として、抽出手順が非常に簡便であるということがあります。難しい技術は必要なく、コーヒー粉の分量、湯量、抽出時間を正確に測ることで、家庭でもカフェと同様の味が表現でき、淹れ手による味のブレが少ないのも良いところです。
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